【シドニ30日聯合ニュース】サムスン電子の3D(三次元)対応テレビが、オーストラリア市場でシェア98%を獲得した。
 関連業界が30日に明らかにした。他社シェアはパナソニックが0.9%、ソニーが0.7%、LG電子が0.3%にとどまった。
 サムスン電子の圧倒的なシェアは、ライバル社より1~2か月早く、5月から本格的に3D対応製品を発売した成果とみられる。サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会を見据え、大々的な販売促進や広告を打ち出したことも効果を上げ、結果的に大規模W杯特需につながった。これに加え、同社のオーストラリア販売法人は「現地消費者がサムスン製品のデザインと画質を相対的に高く評価したこともが大きい」と話している。
 一方、サムスン電子は上半期のカラーテレビ市場でもシェア19%を占め、1位となった。2位は15%のパナソニック、3位は13%のLG電子。
 同国の3D対応テレビ市場は300万台と推定され、カラーテレビ市場全体の5%程度を占める。



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