【ソウル30日聯合ニュース】統計庁が30日に発表した6月の産業活動動向によると、先月の鉱工業生産は前年同月比16.9%、前月比1.4%、それぞれ増加した。前年同月比増減率は、昨年7月にプラスに転じてから12か月間増加を続け、景気回復の基調を維持している。前月比は昨年1月から増加傾向にあり、ことし1~5月はそれぞれ0.0%、3.4%、1.9%、0.2%、2.7%と推移した。
 一方、今後の景気局面を予告する先行指数前年同月比は7.0%で、前月より0.9ポイント下落。ことし1月から6か月連続で下落を続けている。
 企画財政部のユン・ジョンウォン経済政策局長は、輸出が急成長を見せ、製造業など鉱工業生産が増加し、景気回復をリードしていると話した。先行指数の前月比下落が6か月続いているのは、反動の影響が大きいと判断でき、景気回復が鈍化するかどうかはもう少し見守る必要があるとした。
 生産者製品出荷は前月比で1.3%、前年同月比では14.6%、それぞれ増加した。在庫は半導体・部品(1.7%)、化学製品(3.7%)などは増加したが、映像音響通信(マイナス10.7%)などが減り、前月比で横ばいとなった。前年同月比では、衣服・毛皮(マイナス23.7%)や紙製品(マイナス20.6%)などで減少したが、自動車(33.1%)、1次金属(16.3%)などで増え、15.6%の増加とした。
 製造業の在庫率指数(在庫数量を出荷数量で割った在庫率を指数化したもの)は92.7で、前月比1.3ポイント下落。製造業の平均稼働率は83.9%で、1987年10月(84.0%)以来で最も高くなった。
 サービス業生産は前月比0.4%、前年同月比4.4%の増。小売販売額指数は前月比2.4%、前年同月比3.8%、それぞれ増加した。



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