鄭首相が間もなく辞意表明、李大統領は受け入れへ

【ソウル29日聯合ニュース】鄭雲燦（チョン・ウンチャン）首相が間もなく正式に辞意を表明すると伝えられた。
　政府中核関係者は29日、鄭首相が職を退く意向を明らかにすることを決め、同日午後にも立場を表明するものと承知していると述べた。李明博（イ・ミョンバク）大統領も鄭首相の辞意を受け入れる考えだと聞いているとした。
　鄭首相は、6月2日の統一地方選挙で与党ハンナラ党が惨敗して以来、3度にわたり李大統領に辞意を伝えている。前日の国会議員再・補欠選挙でハンナラ党が勝利したことを受け、今が「名誉の退陣」の時だと判断し、辞意を公にすることを決心したという。今月初旬に北中米3カ国歴訪から帰国した後、特に強く辞意を示したことで、李大統領が苦悩の末に受け入れの方針を固めたとされる。
　青瓦台（大統領府）はすでに後任の人選に本格着手。後任者が任命されるまでは、鄭首相が職務を継続すると伝えられた。