【ソウル29日聯合ニュース】下半期(7~12月)に入り、製造業の体感景気が鈍化している。業況見通しを示す指標も、5か月ぶりの低水準を記録。韓国銀行の政策金利引き上げに伴う本格的な出口戦略施行への負担、国内経済と世界経済の成長減速見通しなどが反映されたようだ。
 韓国銀行は29日、全国2426社を対象とした企業業況調査の結果、7月の製造業業況判断指数(BSI)は103で、前月より2ポイント低かったと明らかにした。BSIは昨年12月からことし6月までは上昇勢が続いていたが、7か月ぶりに下落した。
 BSIは100を上回ると、景気を良いとみる企業が悪いとみる企業より多いことを意味し、100未満ならばその逆となる。
 企業規模別に見ると、大企業が116から112に、中小企業が100から99に下落した。輸出企業は117から112に、内需企業は97から96に下がった。
 製造業の8月のBSI見通しは102で、前月より2ポイント落ちた。3月に101をつけて以来の低水準となった。部門別では、生産が1ポイント下落の115、稼働率が2ポイント下落の114、新規受注が3ポイント下落の112。
 製造業者らは、原材料価格の上昇(16.5%)、内需不振(16.2%)、為替相場(15.9%)、不確実な経済状況(10.5%)などを問題点に挙げている。



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