【ソウル29日聯合ニュース】国会は29日の本会議で、児童を対象とする性暴力事件の再発防止に向けた「常習的児童性暴力犯の予防および治療に関する法律案」を可決処理した。賛成137票、反対13票、棄権30票で通過した。 この法案は、2008年にハンナラ党議員が代表発議した。常習性暴力犯罪者だけでなく初犯でも性的衝動の薬物治療を実施すること、対象者の年齢を25歳以上から満19歳以上に下方修正すること、児童の年齢を13歳未満から16歳未満に拡大することなどが盛り込まれた。 当初は13歳未満の児童を対象とする常習性犯罪者に対し、最長6カ月の薬物・心理治療を行うことを骨子としていたが、審議の過程で、被害者の年齢を拡大し「常習性」を削除するなど、対象と処罰を大幅に強化した。 またこの日の本会議では、北朝鮮の攻撃による韓国哨戒艦「天安」沈没事件と関連し、政府に強い対北朝鮮対応措置を促す「北朝鮮の『天安』に対する軍事挑発糾弾および対応措置を促す決議案」を可決した。賛成163票、反対70票、棄権4票だった。 決議案は、事件は北朝鮮の犯行と明らかになったにもかかわらず、北朝鮮は依然として謝罪せず「自作自演」「検閲団派遣」などと云々していると批判しながら、韓国政府に強い対応を求めている。事件の原因となった魚雷攻撃は、休戦協定と南北基本合意書、国連憲章に違反する明白な侵略行為で韓国に対する重大な軍事挑発行為だと強く糾弾し、北朝鮮に謝罪と処罰、賠償、再発防止約束を強く求めている。 japanese@yna.co.kr
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