握手を交わす李明博大統領(左)と胡錦濤国家主席=27日、トロント(聯合ニュース)
握手を交わす李明博大統領(左)と胡錦濤国家主席=27日、トロント(聯合ニュース)
【トロント27日聯合ニュース】中国の胡錦濤国家主席はカナダ・トロントで27日午後(韓国時間28日午前)、李明博(イ・ミョンバク)大統領との首脳会談で、北朝鮮魚雷による韓国哨戒艦「天安」沈没事件に対し、「韓国の立場を十分理解し、国連安全保障理事会の対応過程で引き続き緊密に協議していきたい」との考えを示した。また、「朝鮮半島の平和と安定を破壊するいかなる行為も糾弾し、反対する」と強調した。
 これは5月28日、中国の温家宝首相が李大統領との会談で、沈没事件に対して示した内容と同様の水準だ。
 これに対し李大統領は、北朝鮮の相次ぐ挑発が朝鮮半島や北東アジア地域の平和と安定を大きく脅かしているだけに、再発防止に向けた国際社会の適切な協力が必要だとし、胡主席の格別な関心と協力を促した。
 双方はまた、実質的な協力関係の増進案についても意見を交換。韓中自由貿易協定(FTA)に関する協議を早期に推進するとともに、経済協力関係を深化、拡大していくことで意見を同じくした。
 このほか、2008年に戦略的協力パートナー関係に格上げされた両国関係が発展を続けており、韓中貿易がことしに入り回復していることを歓迎した。2012年までに2000億ドル(約17兆8580億円)、2015年までに3000億ドルという両国貿易額目標を達成するため、共に努力することで合意した。



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