【ソウル31日聯合ニュース】北朝鮮が先ごろ、韓国哨戒艦「天安」の沈没事件はねつ造だとする怪文書を韓国の宗教・社会団体に送りつけたことに対し、統一部が「内部不干渉、相互の中傷禁止を定めた南北基本合意書などに背く行為」だとして即時中断を求めた。
 同部は31日に報道官の論評を出し、「北朝鮮が韓国大統領への非難、沈没事件に対する事実わい曲、(6日2日に韓国で実施される)統一地方選挙での特定政党に対する反対など、韓国の問題に介入し、反政府闘争を扇動している」と批判した。
 3月26日に黄海上で発生した哨戒艦「天安」沈没事件は、韓国や米国を含む国際調査団の調査により、北朝鮮の魚雷攻撃によるものと結論付けられた。北朝鮮は先週、こうした調査結果はねつ造だとする祖国平和統一委員会報道官の談話などを記した手紙を、天台宗や南北共同宣言実践韓国側委員会などに送った。

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