鄭雲燦首相(資料写真)=(聯合ニュース)
鄭雲燦首相(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル31日聯合ニュース】鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相が「この地の平和を害する行為を決して揺ることはできない」と強く述べ、韓国政府は北朝鮮が心から反省し国際社会の責任ある一員として役割を果たすまで、断固として対処していくと主張した。
 鄭首相は31日、「護国報勲の月」6月を控え国民向けメッセージを発表した。海軍哨戒艦「天安」が北朝鮮の攻撃で沈没した事件などと関連し、「忍耐の限界を超える北朝鮮の挑発の前に、わたしたちは今、衝撃と憤怒を決然とした覚悟に変えている」と述べた。

 韓国は今、緊張悪化か平和定着かを分かつ重大な転換点とヤマを迎えていると強調。平和は自らを守る力があるときにようやく可能になるものだとしながら、今こそ自分よりも自分たち、個人よりも国家の精神でひとつになり、敢然として挑戦に立ち向かうべきときだと強調した。冷徹な目で安保状況を直視し、熱い心でひとつになるべきときだと主張した。
 また、「わたしたちが享受している自由と繁栄は、数多くの護国勇士と殉国先烈の血と汗と涙の結晶だという事実を忘れてはならない」とし、政府は祖国のため献身した人々に対する責任を最後まで果たすと述べた。
 最後に、先烈の愛国精神を受け継ぎ、代々継承する誇らしい祖国・大韓民国を創造するため、あらゆる知恵と力を集めてほしいと呼びかけた。



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