【サンクトペテルブルク30日聯合ニュース】ロシアのボロダフキン外務次官は30日、韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件に関する韓国政府の調査結果を検討するため、同国海軍専門家が31日にソウル入りすると明らかにした。韓国国際交流財団とロシア外交アカデミーが共催した韓ロフォーラム前夜祭で述べたもの。韓国政府がすべての資料を提供するなど最大限に協力することを期待していると伝えた。
 韓国政府は先ごろ、「天安」事件について、韓国軍と民間による合同調査団の調査結果として、北朝鮮の魚雷攻撃が原因だと発表した。
 ボロダフキン外務次官は、「天安」船体や回収した破片など、可能な限りの資料を調査し、事実を正確に究明するため、海軍の専門技術陣が韓国に派遣されると説明した。帰国し調査結果が報告されれば、ロシア政府としてこれを綿密に検討すると述べた。
 また、「ロシアは最近の朝鮮半島緊張の高まりを大変懸念している」と強調。「天安」事件が域内の軍事的衝突を招くことがないよう、南北ともに最大限自制しながら、知恵と慎重さを発揮してほしいと呼びかけた。
 ボロダフキン外務次官は、「天安」事件で46人の貴い命が損なわれたことに、ロシア政府と国民に代わり、改めて心からの哀悼を評した。



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