【ソウル30日聯合ニュース】軍当局は、軍事境界線(MDL)付近での北朝鮮向け宣伝ビラ散布を当面保留する方針だ。国防部関係者は30日、当初は気象条件のため散布を延期したが、政治的な状況も考慮し、しばらく行わないことにしたと伝えた。
 海軍哨戒艦「天安」が北朝鮮の魚雷で沈没した問題について、政府は今週中に国連安全保障理事会議長に書簡を送る方針だ。こうしたなか、韓国が先に北朝鮮を刺激することに、軍当局が負担を感じたものとみられる。また、北朝鮮・開城工業団地に入居する韓国企業が、滞在者の安全を考慮し、心理戦の自制を求めたことも一因となったようだ。



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