首脳会談に臨む李大統領(左から)、鳩山首相、温家宝首相=30日、済州(聯合ニュース)
首脳会談に臨む李大統領(左から)、鳩山首相、温家宝首相=30日、済州(聯合ニュース)
【済州30日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は30日午前、済州コンベンションセンターで続開された韓日中首脳会談で、海軍哨戒艦「天安」沈没事件のため地域情勢が不安定になっているという懸念もあるとしながら、「われわれは戦争を恐れることもないが、戦争を望みもしない。戦争する考えはない」と明らかにした。北朝鮮は今回の軍事的挑発(魚雷による哨戒艦攻撃)に対し、再発防止を約束するだけでなく、過ちを認め適切な措置を取るべきだと強調した。青瓦台(大統領府)の李東官(イ・ドングァン)弘報(広報)首席秘書官が伝えた。
 李大統領は、韓国政府の目標は朝鮮半島の平和維持、南北の共栄、それを通じた平和的な南北統一だと述べた。北東アジアが平和の礎となるためには、北朝鮮が核を放棄し、オープンな姿勢で国際社会に出てこねばならないが、態度を変えない限り経済の再生は見込めないと強調した。
 日本の鳩山由紀夫首相はその席で、「北朝鮮の明白な反省と謝罪が前提になってこそ、6カ国協議の再開が可能だ」と指摘した。日本の独自追加制裁もすでに行動に移されたが、こうした軍事的な挑発は決して許されるべきではないと述べ、地域の平和と安定に与える影響を考慮しても、国連安全保障理事会に問題提起することが当然であり、日本はこれを強く支持すると表明した。





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