会見する3カ国首脳=30日、済州(聯合ニュース)
会見する3カ国首脳=30日、済州(聯合ニュース)
【済州30日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領、日本の鳩山由紀夫首相、中国の温家宝首相は30日、済州コンベンションセンターで韓日中首脳会談に関する共同記者会見を行った。
 李大統領は韓国海軍哨戒艦「天安」が北朝鮮の魚雷で沈没した事件と関連し、「日中は韓国と国際合同調査団が行った(沈没原因)共同調査と各国の反応を重視した。3カ国首脳は平和と安定を維持するために協議を続け、この問題に適切に対処することにした」と明らかにした。
 また、3カ国は、朝鮮半島非核化と平和・安保が地域経済の発展に大きく寄与するとの認識で一致したと説明。これに向け、6カ国協議プロセスで長期的に努力を続けていくことにしたと述べた。
 温首相は、「天安」沈没事件について、「事件の影響を払しょくし、緊張を次第に鎮め、特に衝突を避けることが急務だ」と述べた。意思疎通と意見調整を適切に行い、事態を平和・安定に有利な方向に進めることが、3カ国の利益にかなっているとの見方を示した。
 続けて、「われわれはあらゆる努力を傾け、必ず北東アジアの平和と安定を増進せねばならない。この前提条件がなければ、発展を話し合うこともできない」と強調した。
 鳩山首相も、3カ国は「天安」事件が北東アジアの平和と安定に関する深刻な問題だという共通認識を持つようになったと述べた。
 一方、青瓦台(大統領府)は沈没事件の協議結果について、3カ国首脳は共通の理解と認識でこの問題に対処することで合意したと評価した。



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