クローリー国務次官補(資料写真)=(聯合ニュース)
クローリー国務次官補(資料写真)=(聯合ニュース)
【ワシントン5日聯合ニュース】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記と胡錦濤中国国家主席の首脳会談が6日に予定されているなか、米国がこの会談に対する立場を中国側に伝えていたことがわかった。
 クローリー国務次官補は5日の定例会見で、「金総書記が中国にいる事実を把握しており、あす中朝高官の会談が開かれるものと承知している。われわれはこの会談を予想し、これに関する立場を中国と共有してきた」と述べ、中国側に自国の立場を伝えたことを明らかにした。
 続けて、米国は北朝鮮が義務を順守して約束を履行し、挑発的な行動をやめるよう望んでいるとしながら、6日の会談結果を見守る姿勢を強調した。
 こうした発言から、金総書記と胡主席が会ったとされる5日午後(北京時間)の会合は、公式な首脳会談ではなく夕食会合だった可能性が高いとみられる。
 クローリー次官補はまた、韓国海軍哨戒艦「天安」沈没原因調査の結果に基づき、6カ国協議への対応策を決定する姿勢を改めて示した。調査の結果を見守るのが先だと強調しながら、「われわれは韓国の調査を全幅的に支持している」と述べた。

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