【ソウル4日聯合ニュース】統計庁が4日に発表した「2010青少年統計」によると、15~24歳の青少年の最も大きな悩みは「勉強」だった。2002年の調査では回答者の39.8%が、2008年の調査では38.5%が「勉強」を最大の悩みとして挙げた。
 また、2008年の調査で、15~24歳の学生を対象に「大学以上の教育を受けようとする理由」を尋ねたところ、「良い職業を持つため」(50.9%)との答えが最も多かった。次いで「素質開発」(33.7%)、「学歴差別ムードがあるため」(11.4%)が続いた。2004年の調査と比べ、「良い職業を持つため」(41.3%)との回答が増え、「素質開発」(35.3%)、「学歴差別ムードがあるため」(15.7%)との回答は減った。
 2008年の19歳以下の労働者の月平均賃金は116万6000ウォンで、前年(119万7000ウォン)より2.6%減少し、2006年の水準にとどまった。2009年の青少年(15~24歳)の雇用率は22.9%で、2004年以降は減少傾向が続いている。青少年らの最初の職場での勤続期間は平均20か月で、転職の理由は「労働与件に対する不満」(43.1%)が最も多かった。
 しかし、少子高齢化現象に伴い、人口に占める青少年の割合は減少を続けている。総人口のうち9~24歳の割合は1978年(36.9%)をピークに下落し始め、昨年は21.1%(1028万8000人)に落ち込んだ。15~24歳の人口は22.6%から13.3%に、0~18歳の人口は45.5%から21.8%にそれぞれ減少した。
 小学校から大学までの学齢人口(6~21歳)はことし990万1000人で、1000万人を割り込んだ。2030年には1970年(1260万4000人)の半分の616万3000人に減少すると予想される。
 2009年の小中高校生の私教育参加率は75.0%で、前年より0.1ポイント低かった。小学校が87.4%で最も高く、中学校(74.3%)、高校(62.8%)の順だった。また、成績が良いほど私教育参加率が高かった。生徒1人当たりの月平均私教育費は24万2000ウォンで、前年(23万3000ウォン)に比べ3.9%増加した。
 2008年の15~24歳の死亡原因は、「自殺」が人口10万人当たり13.5人で最も多く、「運輸事故」(9.2人)、「がん」(3.7人)の順だった。15~24歳の8.9%は「1回以上自殺を考えた」ことがあり、その理由としは「成績問題」(35.1%)、「寂しさ」(16.6%)が多かった。
 2008年基準で、12歳男児の身長は158.1センチメートルで、1980年(144.2センチメートル)より13.9センチメートルが伸びた。体重は50.8キロで、1980年(35.6キロ)より15.2キロ増加した。
 昨年、一日1回以上インターネットを利用した10代は96.7%で前年より11.2ポイント増加し、週平均利用時間は10.8時間で0.4時間増えた。個人のブログを開設している割合は、大学生が85.2%、高校生が79.1%、中学生が74.1%、小学生が29.4%だった。
 昨年の平日学習時間は、高校生が10時間47分、中学生が9時間4分だった。大学生は4時間37分で、小学生(7時間49分)より少なかった。
 15~24歳のうち、ボランティア活動に参加した割合は53.0%で、2006年(35.3%)より増えた。ただ、15~19歳は79.8%だったが、20~24歳は19.4%にとどまった。
 海外旅行経験者は10.0%で2けたを記録した。旅行目的をみると、「観光」は2007年の79.6%から昨年は68.0%に減った半面、「語学研修」は13.9%から26.0%に急増した。
 「家出の衝動を感じる状況」については、23.3%が「親との葛藤(かっとう)」を挙げた。次いで、「ただ遊びたくて」(22.0%)、「学校に行きたくない、または成績の負担のため」(19.4%)などが続いた。
 児童虐待発生件数(2008年基準)は5578件で、虐待の類型は「放任」(40.1%)が最も多かった。虐待行為者は80.7%が「実親」だった。
 昨年、クラスメートや同年代から脅迫されたり金品を奪われるなどの被害を受けた中高生は7.0%だった。青少年犯罪者(2008年基準)は12万9921人で、前年(8万8916人)に比べ大幅に増えた。犯行動機は「偶発的」(27.9%)が最も多かった。


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