凍結された海金剛ホテル(資料写真)=(聯合ニュース)
凍結された海金剛ホテル(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル29日聯合ニュース】北朝鮮は29日、金剛山観光地区内に現代峨山が所有する主要観光施設に対する凍結措置を執行した。
統一部当局者が伝えたところによると、北朝鮮は同日午前に温泉施設周辺から金剛ビレッジ、九竜ビレッジ、温井閣を、午後に海錦江ホテルとガス充てん所を凍結した。これで金剛山の主要観光施設と宿泊施設の凍結措置がすべて終了した。現代峨山が北朝鮮に長期貸与している金剛山ホテルと外金剛山ホテルに関しては、北朝鮮側の資産だとの理由で、凍結措置を取らなかった。
 また、現代峨山オフィスと従業員宿泊施設(生活館)、発電施設、燃油供給所、病院なども、同日午後までに凍結措置は取られていない。これについて、現代峨山関係者は「生活施設は凍結対象から除外するのか、現地関係者の宿泊を考慮し日程最後の30日に凍結するつもりなのか、まだ分からない」と話した。
 また統一部当局者は、30日の凍結対象施設について、北朝鮮側の言及はないと伝えた。
 この日の凍結措置も、前日までと同様、「凍結」と書かれたステッカーを建物出入口にはる形で進められた。
 統一部によると、29日現在金剛山地区には、現代峨山協力業者関係者など同地観光事業に関与する韓国民48人と、施設管理を行う中国同胞38人が滞在している。



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