【ソウル21日聯合ニュース】北朝鮮軍部が22日、金剛山観光地区内で凍結されていない韓国側資産を視察する。統一部が21日に伝えた。北朝鮮・名勝地総合開発指導局が同日、観光事業を手がける現代峨山側に、「国防委員会政策局で金剛山地区の不動産調査結果を検討するため、22日午前9時に金剛山を訪問する」と通知したという。
 北朝鮮消息筋によると、北朝鮮側は通知文で、金剛山観光地区内で韓国側不動産の実態調査結果を最終点検することになったと説明、凍結されていない韓国側不動産を視察できるよう、現代峨山に準備を求めた。
 北朝鮮は先月末に金剛山観光地区の韓国側不動産の調査を実施した。今月13日には、観光地区にある韓国政府所有の離散家族面会所と消防署、韓国観光公社が所有する温泉場、文化会館、免税店の5か所について凍結措置を取った。
 消息筋は今回の視察について、2008年7月の韓国人観光客射殺事件を受け中断されている金剛山観光の再開に向け、韓国への圧迫を強める狙いがあるとみている。



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