「天安」の艦尾で発見された行方不明者の遺体が平沢海軍第2艦隊司令部に移送されている=15日、平沢(聯合ニュース)
「天安」の艦尾で発見された行方不明者の遺体が平沢海軍第2艦隊司令部に移送されている=15日、平沢(聯合ニュース)
【ソウル16日聯合ニュース】海軍は黄海・白リョン島沖で先月26日に沈没した韓国軍哨戒艦「天安」の艦尾部分の引き揚げ作業を15日に行い、同日午後10時半までに行方不明者44人のうち遺体36体を回収し、身元の確認を終えた。身元が確認された遺体は、ヘリコプターで平沢海軍第2艦隊司令部に移された。
 残る行方不明兵士8人については、爆発当時、船尾切断面近くで死亡したか、潮流に巻き込まれた可能性、艦首部分にいる可能性なども提起されている。
 引き揚げられた艦尾の切断面を一次調査した結果、左舷と右舷の切断面が「C」字に破損し、王冠の形につき上がっていることが確認された。船体の床は内側から外側に曲がっておらず、破孔の痕跡もないとされ、沈没は直撃(直走)魚雷ではなく「バブルジェット魚雷」など外部衝撃によるものと一次的に判断された。
 軍は行方不明者の捜索を16日午前零時にいったん中断したが、午前早くから再開している。捜索活動を終えた後、艦尾を平沢第2艦隊司令部に移す計画だ。艦尾を載せたバージ船が同日午前に出発すれば、17日午前に平沢港に入港するものとみられる。


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