歓迎レセプションでオバマ米大統領(右)と握手を交わす李明博大統領=12日、ワシントン(聯合ニュース)
歓迎レセプションでオバマ米大統領(右)と握手を交わす李明博大統領=12日、ワシントン(聯合ニュース)
【ワシントン12日聯合ニュース】核安全保障サミットの歓迎レセプション、各国首脳の夕食会が12日午後、米ワシントン・コンベンションセンターで行われた。約1時間半の夕食会で、各国首脳は核テロの脅威に対する評価と対応策を集中的に話し合った。
 李明博(イ・ミョンバク)大統領は6人目に発言に立ち、核安保問題の解決には▼核兵器保有国の核削減▼核保有を狙う国に対する核保有阻止▼原子力発電所運営国の核物質防護――に向けた努力が必要だと訴えた。また、サミットを機に各国が核物質の管理にさらなる努力を傾け、核削減と不拡散に向けた協力を強化することを提案した。
 北朝鮮核問題と関連しては、6カ国協議参加国との協力を踏まえ積極的に努力しているとアピールし、対北朝鮮制裁決議を誠実に履行してきた国々の努力を評価した。
 各国首脳は、核テロこそが現在、人類が直面する最大の脅威であり、すべての国がそのターゲットになったり影響を受ける可能性があるため、対策整備が至急だとの認識で一致した。また、核物質の防護など核安保措置の必要性に加え、イランや北朝鮮の核問題解決に向けた国際協力の必要性にも共感した。
 李大統領は13日、同所で開かれる全体会合第1回、第2回セッションと首脳昼食会に出席する。主要国首脳と核安保の必要性に対する認識を共有し、共同対応策を協議する予定だ。
 第1回セッションは、核物質の防護に向けた国内外の措置をテーマに進められる。李大統領はオバマ米大統領と並んで座り、最初に発言に立ち韓国の原子力発電所の安定した運営状況を説明する方針だ。第2回セッションは、核テロの防止に向けた国際協力をテーマに進められる。



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