【ソウル9日聯合ニュース】大韓赤十字社は9日、北朝鮮が前日に金剛山の南北離散家族面会所を凍結し管理者らを追放すると宣言したことを受け、北朝鮮・朝鮮赤十字社に電話通知文を送り、懸念と遺憾を表明した。
 大韓赤十字社は通知文で、離散家族面会所は、南北赤十字間合意に基づき離散家族の苦痛を減らすため建設された施設で、金剛山観光とは無関係だと指摘。今回の措置は南北赤十字間合意に反する不当なものだと指摘し、決して受け入れることはできないと主張した。
 また、面会所凍結と管理者の追放措置をただちに撤回するよう促すとともに、北朝鮮の不当な措置により面会所施設物に被害が発生した場合、すべての責任は北朝鮮側にあると強調した。
 一方、政府当局者は北朝鮮側の宣言に関連し、9日午前現在、具体的な後続措置は取られていないと伝えた。統一部の千海成(チョン・ヘソン)報道官も同日の会見で、前日の発表以降、北朝鮮側から韓国側事業者や当局に別途の通報はなかったと明らかにしている。

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