【ソウル9日聯合ニュース】自由貿易協定(FTA)を締結したチリをはじめ、中南米諸国との貿易規模が15年間で4倍近く増加したことがわかった。
 関税庁が9日に明らかにしたところによると、中南米との貿易規模は昨年に384万1113万ドル(約3億5875万円)を記録し、1994年の97億3103万ドルから3.9倍に増えた。韓国の貿易規模は同期間に1983億6141万ドルから6866億1808万ドルに3.5倍増加したが、中南米との貿易増加幅はこれをやや上回る。
 対中南米輸出は1994年の64億3527万ドルから昨年は267億6333万ドルに4.2倍増え、輸入は32億9576万ドルから116億4780万ドルに3.5倍増加した。
 これにより、貿易黒字規模は同期間に31億3950万ドルから151億1553万ドルに拡大した。黒字規模は増加を続け、2008年には195億1126万ドルと200億ドルに迫ったが、昨年には世界金融危機の影響で減少した。
 中南米諸国のうち、唯一FTAを締結しているチリとの貿易規模は、昨年53億3236万ドルを記録し、15年前と比べ4.8倍に増加。貿易規模が最も大きいブラジルは18億6474万ドルから90億5471万ドルに4.9倍増えた。
 FTA交渉中のペルーやコロンビアも韓国との貿易規模が増え続けており、実際にFTAが発効されれば、チリのように輸出入が大幅に増加するとみられる。ペルーとの貿易規模は、1994年には2億2009万ドルにすぎなかったが、昨年には15億6079万ドルと7.1倍増加したと集計された。



Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0