【ソウル1日聯合ニュース】黄海・白リョン島沖で先月26日に海軍哨戒艦「天安」沈没事故が発生した際、近隣で警備に当たっていた哨戒艦「束草」は、北朝鮮の艦艇が「天安」を攻撃して逃走するものと判断し、艦砲で撃破射撃を加えたが、レーダーを分析した結果、鳥の群れと判断した事実が明らかになった。事故に関するさまざまな疑惑が提起されているなか、国防部が1日にこうした説明を行った。
 国防部によると、「束草」は先月26日午後10時56分、射撃統制レーダー上に白リョン島北方で42ノットの高速で北上する「物体」を捉えた。乗組員は緊迫した状況で、北朝鮮艦艇が「天安」を攻撃し、逃走しているものと判断し、76ミリ艦砲を発砲した。海軍第2艦隊司令部は、「束草」の発砲を承認したという。その後、レーダーを分析した結果、物体は鳥の群れと判断された。
 一方、同部は事故発生前後の北朝鮮潜水艇の活動有無と関連しては、潜水艦(艇)や半潜水艇などの北朝鮮船舶の動きを監視していたが、事故海域の近くでは北朝鮮潜水艦(艇)の活動はとらえられなかったと明らかにした。ただ、半潜水艇の動きがあったかどうかについては具体的に言及しなかった。
 沈没した時間については、同部は26日午後9時22分ごろと判断している。



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