ソン中領によると、艦尾に閉じ込められていると予想される行方不明者の救助作業は、船体の探索、空気注入、出入り口確保、生存者の確認などの段階で進められる。
これに先立ち、軍は29日午後10時ごろ、13分にわたり艦尾の割れたすき間から3000リットルの空気を注入した。空気の2割ほどが酸素のため、5時間ほど呼吸できる量だと軍は説明している。
出入り口確保作業と関連しては、命綱とロープを用いて近いところから入るとしても、艦尾の機関部に入るには3~4つの隔室ドアを通らねばならず、非常に危険な高難度の技術を要すると説明した。
一方、李明博(イ・ミョンバク)大統領は同日、専用ヘリコプターで事故現場の白リョン島を訪れた。現場に出動している大型輸送艦「独島」で海軍関係者から状況の報告を受けた後、ゴムボートで「独島」から2.7キロメートル離れた救難艦「光陽」に移動し、救助活動を見守るとともに行方不明者の家族を慰労した。
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0