【モスクワ29日聯合ニュース】韓国とロシアが29日、モスクワで2回目の次官級戦略対話を行い、戦略的パートナー関係を土台にした交流協力を拡大していくことで合意した。韓国からは外交通商部の申ガク秀(シン・ガクス)第1次官が、ロシアからはデニソフ第1外務次官が出席した。
 申次官は対話終了後、韓国特派員団に対し、両次官が両国間の懸案はもちろん、北東アジア、アジア・太平洋、国連など世界的イシューなどについて、幅広い意見交換を行ったと明らかにした。また、両国の相互補完的経済構造に基づき、協力を深める必要があるとし、韓ロ修好20周年を機に両国関係において具体的な成果を出せるよう努力すると話した。
 両次官は、修好20周年行事を成功裏に開催し、上半期にサンクトペテルブルクで開かれる初の韓ロ対話で内実化を図ることに共感を示した。また、6カ国協議を含む北朝鮮核問題やアフガニスタンおよびパキスタン安全問題、イランの核開発計画、テロリズムなどについても協議した。
 戦略対話に出席した韓国側関係者によると、申次官は協議を始める前に、モスクワで同日発生した地下鉄テロ事件に対し遺憾を表明した。また、ロシアで韓国の研修生と留学生が相次いで襲われた事件について、再発防止を促す一方、速やかな事件解決を求めた。デニソフ次官も、黄海・白リョン島沖で26日に発生した海軍哨戒艦「天安」沈没事故と関連し、申次官に慰労の意を伝えた。
 続けて、申次官はナザロフ安全保障会議副書記と面談し、11月にソウルで開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)へのメドベージェフ大統領の出席問題や、両国の経済協力、北朝鮮の核問題などについて意見を交わした。
 戦略対話は、昨年9月の韓ロ首脳会談での合意に基づき、同年12月にソウルで初めて開催された。次回は上半期中にソウルで行われる予定だ。

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