サムスン電子は25日にソウル・瑞草の社屋でフルHD・3D LEDテレビ新製品の発表会を開き、46型と55型の3D LEDテレビとなる7000、8000シリーズを発表した。
同社はこれら製品に3D専用パネルを用い、独自開発した「3Dハイパーリアルエンジン(カラーや明るさをベストの状態に保つシステム・オン・ア・チップ半導体)」を搭載し、目が疲れない立体画質を具現した。また、映像ソースに応じて変化するLED光源の明るさ調節スピードを既存の製品より2倍以上引き上げたほか、画質を豊かにするスピード・バックライト技術も採択した。
同製品は特に、二次元映像も3Dの効果を感じられるよう変換する機能、テレビのボリュームを調節するように3Dの立体感レベルを変えられる機能も搭載している。
デザインは「フィンガースリム」をコンセプトにしており、7000、8000製品の厚みはそれぞれ23.9ミリ、26.5ミリ。上半期中に発売される9000シリーズは10ミリに満たない薄さだ。電力消費量も既存の液晶テレビより4割以上少ない。
また、関心を集めている3D専用眼鏡(別売り)は既存製品の4割ほどの重さで、スタイルも多様化した。
一方、昨年にパッシブ方式(偏光フィルター利用)の3Dテレビを発売したLG電子は、新たに打ち出したグローバル・プレミアムテレビブランド「インフィニア」で3Dテレビ製品を売り出し、競争に加わる。来月下旬ごろ、一般家庭向けのアクティブ方式3Dテレビを発売予定だ。
また、日本のパナソニックは4月ごろ、ソニーはサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会が開かれる6月ごろ、日本国内と海外主要市場で一斉に製品を発売する計画だ。
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