【ソウル25日聯合ニュース】韓国銀行が24日に発表した2月の消費者動向調査結果によると、同月の消費者心理指数(CSI)は111と、前月の113から2ポイント下がった。CSIは昨年10月に117に達したが、11月に113に落ち込んでから今年1月までの3か月は、変動がなかった。2月の指数は、景気に対する消費者の否定的な認識が広がったことをうかがわせる。
 この指数は経済状況に対する消費者の心理を表し、基準値100を超えると景気が上向くと見る人のほうがより多く、100を下回るとその逆を意味する。
 詳細をみると、現在の景気に対する判断指数は99で、前月の105より6ポイント低く、昨年7月(96)以来、7か月ぶりに基準値を下回った。今後の景気見通し指数も119から110へと9ポイント、就業機会見通しも98から95に3ポイント、それぞれ低下した。
 韓国銀行の統計調査チーム課長は、ギリシャをはじめとする南欧諸国の財政危機や国内の失業率悪化などが、消費者の景気判断に影響を与えたと説明。ただ、消費者心理指数は基準値を上回っているとし、「消費心理は依然として肯定的な状況だ」と評した。


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