出国を前に空港で記念撮影する先発隊=10日、永宗島(聯合ニュース)
出国を前に空港で記念撮影する先発隊=10日、永宗島(聯合ニュース)
【ソウル10日聯合ニュース】ハイチ大地震の復興・再建に向け、国連ハイチ安定化派遣団(MINUSTAH)に加わり国連平和維持活動(PKO)を行う予定の韓国軍兵力240人のうち、先発隊30人と装備・物資が10日、ハイチに向け出発した。
 国防部は同日、陸軍軍需司令部が準備した軍需支援装備と物資を積んだ7800トン級のチャーター貨物船が釜山港を出発し、来月12日ごろ、ハイチの首都ポルトープランスの港に到着する予定だと明らかにした。ブルドーザー、グレーダー、掘削機など工兵装備をはじめ、乗合車、救急車、防疫車、衛生処理車、浄水設備など50台余りの装備、修理付属品などがそろえられた。
 一方、工兵と通信兵を中心に編成された先発隊30人も、仁川国際空港から民間航空機でハイチへと出発した。駐留先のレオガンで、本隊が到着するまで駐留地編成任務を担う計画だ。先発隊長は、「大地震で被災し失意に沈むハイチ国民が、希望を胸に再び立ち上がれるよう、被災地域の再建と復興に最善を尽くす」と決意を述べた。
 本隊は27日ごろ、チャーター機で現地入りする予定だ。
 派遣部隊全体としては、工兵大隊120人、本部・参謀部26人、警備・復興支援41人、作戦支援隊53人の計240人となる。自足能力を臨む国連側の要請に従い、駐留地での警戒と現場警護、救護人員護送など行う歩兵(戦闘兵)、支援人員、医療要員も含まれている。
 派遣にあたっては、9日の国会本会議で「国軍部隊の国連ハイチ安定化派遣団(MINUSTAH)派遣同意案」が議決されている。


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