金浦空港でインタビューに答えるイ・スンヨプ=29日、ソウル(聯合ニュース)
金浦空港でインタビューに答えるイ・スンヨプ=29日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル29日聯合ニュース】日本プロ野球、読売巨人軍のイ・スンヨプが29日、2か月余りの韓国滞在を終えて日本に向かった。出発前、金浦空港でインタビューに応じ、「昨シーズンの悪いくせを直した。すぐに試合に出場できる状態だ」と自信をのぞかせた。巨人で4度目のキャンプに臨むイは、ことしが契約期間の最後の年。最後のキャンプになるかもしれないだけに、後悔しないように頑張ると語った。

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 現在の体重は94キログラムで、帰国当時より4キロほど増えた。運動量を減らす代わりに、十分な休息を取ったためだ。また、成績不振によるストレスも取り除き、気持ちの安定を取り戻した。高校で野球部コーチを務める友人が、何が問題なのかを気を遣いながら教えてくれ、それを直してからは自然と自信がわいてきたという。自信を取り戻したことは、この冬最も大きな収穫だ。
以下は一問一答。

――今シーズンの目標は。
「とりあえず、試合に多く出ること。30本塁打、100打点はクリアしたい」
――オフシーズンはどのように過ごしたのか。
「人に会ったり、恵まれない子どもを支援するなど、充実した時間を送った。これまでは運動にしか関心がなかったが、範囲を少し広げてオフシーズンを過ごした」 
――ことしは野球人生においてどんな意味があると思うのか。
「最後のチャンスだ。成績によって進路が変わるかもしれない。重要であることを承知している。ベストを尽くし、結果は受け止めなければ」
――窮地に追い込まれたときに、いつも劇的な感動を生み出したが。
「自分を信じるしかない。言葉よりは成績でアピールしたい。とにかく生き残る」
――オフシーズンで直した悪いくせとは。
「上半身と手の力を抜くことだ。悪いくせを直したのは大きい。野球はそういうことに敏感だ。一時、パニック状態に陥ったが、何が悪いのか、どうやって直せるかを把握した。サムスンのキム・ハンスコーチが昨シーズン最後に読売にいたときに指導してくれた。韓国に来てからは高校でコーチを務める友だちがアドバイスしてくれたが、共感した。わたしが気付かない部分だった」
――スランプに陥ったりすると、だれかに頼るべきではないか。
「もともと1人で悩み、1人で解決するスタイルだが、これからは変えていきたい。人の話はなかなか受け入れられなかったが、それではだめだと思っている。悪いことは直せるよう積極的に相談していきたい」
――巨人が米大リーグ出身のゴンザレスを獲得し、内野手の競争が激しくなったようだが。
「気にしない。人のことより、わたし自身がどうやるのかが重要だ。どんな変数があるかはわからないが、最悪のケースはないと信じている」
――今季から日本に進出したキム・テギュン(千葉ロッテ)とイ・ボムホ(ソフトバンク)への助言は。
「野球の話では助言することがない。うまくやっていくよう見守るしかない。生活の面では聞かれたらアドバイスする」
――アジア大会(中国・広州)に出場するつもりはあるのか。
「当然だ。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)前にあまりにもコンディションが悪く、代表引退を宣言したが、チャンスがあれば出場したい。選ばれる条件は好成績ではないだろうか。今シーズンに良い成績を収めてこそ、抜てきされる。野球は名前でやるものでない。広州に行きたい」

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