与党ハンナラ党幹部と会合する李明博大統領(右から2番目)=8日、ソウル(聯合ニュース)
与党ハンナラ党幹部と会合する李明博大統領(右から2番目)=8日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル8日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は8日、カナダで6月に開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)で「世界経済に出口を開くか、まだ緊張を続けるかを決めることになるだろう」とし、上半期に方向が示されるとの見方を示した。
 青瓦台(大統領府)で鄭夢準(チョン・モンジュン)代表ら与党ハンナラ党幹部と会合した席で述べたもの。世界にまだ出口戦略を策定した国はなく、依然、財政支出を拡大すべきだと言われていると強調した。
 その上で、今年度予算はハンナラ党が中心となり昨年中に処理したため、政府の執行も大いに助かると述べた。世界のどの国よりも効果的に予算を執行すれば、上半期中に高い成長率を達成できるだろうとした。
 こうした発言は、一角で必要性が提起されている出口戦略に対する慎重な姿勢を堅持しながらも、上半期の経済状況次第では、下半期に本格的に施行できるとの考えを示唆したものと解釈される。
 このほか李大統領は会合で、ハンナラ党が昨年の法案・予算審議で団結した姿を見せたことに感謝の言葉を伝えるとともに、「ことしも緊張を解かずともに努力すれば、良い結果があるだろう。ことし1年間、ハンナラ党も代表を中心に努力してほしい」と呼びかけた。
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0