【ソウル30日聯合ニュース】来年の国内自動車市場は、国産車だけではなく輸入車も新モデル投入が相次ぎ、激戦になる見通しだ。輸入車業界は今年、景気低迷と自動車需要の減少で萎縮気味だったが、来年は市場規模が再び拡大すると予想されるだけに、互いに新車を武器に市場攻略を図ろうとしている。 韓国輸入自動車協会は、来年の輸入車新規登録台数は今年より2割ほど多い7万4000台に達するとみている。こうした楽観的な見通しのなか、各輸入車業者が来年打ち出す新車は40種以上とされる。 今年は世界で人気が証明済みのモデル、または価格が比較的手ごろな中小モデルが主に投入されたが、来年は幅広い需要に応じようと、各ブランドとも製品群を拡大する点が特徴となる。クーペやコンバーチブル、ワゴンなど、正統セダンとは差別化したタイプのモデルや、ハイブリッドカーなどのエコカーが発売され、消費者の選択の幅が広がることになりそうだ。 BMWコリアは来年3月ごろの小型スポーツ多目的車(SUV)発売を皮切りに、7シリーズとX6を基盤とするハイブリッドカー、5シリーズの新モデルとそのクーペ型を上半期中に投入する。フォルクスワーゲン・コリアは人気モデル、ゴルフの高性能ディーゼルを2月に発売する。 メルセデス・ベンツ・コリアは、時期はまだ確定していないがE350のコンバーチブルタイプと高性能スポーツカーを、アウディも5月にA5のコンバーチブルモデルと、10月ごろ新型A8の販売を開始する。ボルボ・コリアはSUVと中型セダンS60の新車の発売を決めている。 日本車では、韓国日産の積極的なマーケティングが目を引く。日産ブランドでは来年の販売目標台数を4000台に設定し、中型ファミリーセダンを年初に投入する。高級ブランドのインフィニティも4000台販売を目標に、SUVとセダンを来年半ば発売予定だ。 また、今年トヨタブランドの進出に成功した韓国トヨタ自動車は、来年は発売済みモデルを中心に人気を固めたい考え。一方、レクサスブランドについては、2月ごろに最高級大型ハイブリッドセダンを発売することにした。 世界的な景気低迷で打撃が大きかった米国車も、来年は新車発売で巻き返しを図る。GMコリアは1月に中大型スポーツセダンCTSのワゴンタイプ、4月と10月にはCTSの高性能モデルとクーペを発売する。フォードは第4四半期に中型セダンのフュージョンとそのハイブリッドモデルを売り出し、クライスラー・コリアは300Cやダッジ・キャリバー、グランド・チェロキーのマイナーチェンジモデルを販売する予定だ。 japanese@yna.co.kr
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