【ソウル25日聯合ニュース】来年の中小製造業者の景気が、ことしから大きく改善するものと見込まれた。一方で、中小製造業者の大半が資金流動性に問題を抱えており、来年に出口戦略の施行で金利が上がれば、経営上の難題が増えると懸念される。
 中小企業銀行傘下の企業経済研究所がこのほど全国の中小企業3070社を対象に調査した結果、来年の中小製造業の業況判断指数(BSI)は115で、ことしの76より39ポイント上昇した。BSIは基準値100を超えると景気が好転するとみる企業が悪化するとみる企業より多いことを、100を下回るとその反対を意味する。
 産業別では、化学物質・化学製品が130、医療・精密・光学機器・時計が127で来年に対する期待が高かったものの、その他運送装備は80、飲料製造業は99と基準値を下回った。
 ことしの経営状況BSIは70で、体感景気が顕著に悪化したことがわかった。来年の経営状況BSIは114で、大幅な改善が見込まれる。
 下半期の資金流動性状況を調査した結果、問題がないとした企業は14.4%にとどまった。来年の出口戦略による利上げや流動性縮小についても、問題ないとの回答率はわずか8.4%だった。
 また、来年に設備投資を予定している企業は全体の27.5%で、ことしの30.5%から3ポイント下がった。
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