【ソウル15日聯合ニュース】サムスングループ系列のカメラ専門上場会社・サムスンデジタルイメージングが、サムスン電子に吸収合併される。サムスン電子は15日、デジタルイメージングを合併・買収する案件を理事会で可決した。合併期日は来年4月1日で、両社はこれに先立ち2月23日の株主総会で合併の承認を得ることになる。
 これに伴い、サムスンのデジタルカメラ生産・販売事業をサムスン電子が引き受けることになり、他事業との相乗効果が期待される。サムスン電子関係者は、デジタルイメージングとの協力強化のため合併を選択したと説明、デジカメをテレビや携帯電話に続くサムスン代表ブランドのひとつに育てたいと話している。
 デジタルイメージングは昨年11月、サムスングループで医療精密・防衛産業を担当するサムスンテックウィンからカメラ事業部門を分離して設立された会社で、資本金は1194億ウォン(約91億円)。ことし3月に韓国取引所に上場し、時価総額は15日現在1兆1000億ウォンを上回った。業界ではこの間、2社の合併がささやかれていた。
 サムスン電子は、デジタルカメラをテレビ、パソコン、携帯電話、プリンターなどの主力製品と組み合わせれば、新たな需要を掘り起こせるものと見込んでいる。業界関係者は、デジタルイメージングの合併・買収で、パソコンと生活家電、デジタルカメラをグローバル市場1位に浮上させようとするサムスン電子の戦略が具体化するものと予想した。

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