昨年6月に行われた「安重根」進水式のようす=(聯合ニュース)
昨年6月に行われた「安重根」進水式のようす=(聯合ニュース)
【ソウル30日聯合ニュース】海軍は30日、来月1日に釜山作戦基地で214型潜水艦「安重根」(1800トン)就役式を行うと明らかにした。
 「安重根」は、「孫元一」「鄭地」に続く3隻目の214型潜水艦。対艦戦、対空戦、対潜戦、敵基地封鎖および攻撃機雷敷設任務などの遂行が可能で、水中で300の標的を同時に処理できる能力を有する。全長65.3メートル、幅6.3メートル、最高速力は20ノット(37キロメートル)。乗組員約40人を乗せ、米ハワイまで燃料の再補給なく往復できる。AIP(非大気依存推進)潜水艦で、水面に浮上せず2週間作戦を遂行する。ディーゼル潜水艦としては世界最高水準と評価される。
 艦名は独立運動家・安重根(アン・ジュングン)の名を取っており、就役式には海軍作戦司令官や将兵、建造した現代重工業関係者のほか、安重根崇墓会や安重根の実妹の孫らも出席する予定だ。
 海軍は、「安重根が伊藤博文を中国・ハルビンで射殺してから1世紀となることし、安重根の忠魂は海軍の最先端潜水艦として復活し、先進国飛躍を目前にする韓国で、祖国海洋守護の任務に就く」と述べた。

Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0