与野党は来月2日に予算案の公聴会を開き、翌3日に予算決算特別委員会の与野党幹事会議で特別委の審議日程を協議する。しかし、李明博(イ・ミョンバク)大統領が今月27日の立場表明を通じ、忠清南道に建設予定の世宗市の修正と4大河川事業の正面突破への意志を明らかにしたことに対し、野党は強く反発している。
民主党をはじめとする野党は、場外闘争を繰り広げる一方で、世宗市・4大河川問題を予算案審議に絡めるという戦略を駆使する構えだ。そのため、予算案処理が予想より遅れるとの観測も出ている。通常国会が終わる12月9日を過ぎてから、臨時国会を招集して処理するしかない状況に追い込まれることになった。
与党ハンナラ党は、4大河川事業を成功させるには予算による下支えが必要との立場だが、民主党は4大河川予算削減を貫くとの方針を掲げており、同事業の予算審議に難航が予想される。野党はさらに、政府の世宗市修正方針に対抗しようと野党協調体制を模索しており、与党としては4大河川予算の突破口づくりに大きな障害を抱えることになりそうだ。
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