答弁する鄭雲燦首相=6日、ソウル(聯合ニュース)
答弁する鄭雲燦首相=6日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル6日聯合ニュース】鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相は6日、李明博(イ・ミョンバク)大統領が9月に提案した北朝鮮核問題の一括妥結に向けた「グランドバーゲン」について、従来の包括的アプローチ案と基本的に同一だと考えていると述べた。
 外交・統一・安保分野の国会対政府質問で、オバマ米大統領が主張してきた包括的パッケージや、故金大中(キム・デジュン)元大統領の一括妥結方式と何が異なるかと尋ねられ、見解を示したもの。そのどちらとも「脈を同じくするもの」だと、重ねて強調した。
 米国務省が当初、否定的な反応を示したという指摘に対しては、「(グランドバーゲンと包括的パッケージは)似た内容の異なる名前だと考える。最初は米国の実務者らにとってなじみがなく、両国間で一時的な疎通不足があったとみている」と答えた。スタインバーグ国務副長官もその点を認めていると述べた。
 これに関連し、外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官はグランドバーゲンの基本構想について、「北朝鮮が時間を引き延ばし非核化プロセスを遅延させようとするのを防ぐ新たな概念」だと説明した。

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