【ソウル30日聯合ニュース】国家情報院の元世勲(ウォン・セフン)院長は29日に行われた国政監査で、南北首脳会談に関する予備接触の有無を問う議員の質問に対し「確認には応じられない」と述べ、その理由としては「相手がいるため」と答えた。与党ハンナラ党の鄭鎮燮(チョン・ジンソプ)幹事、野党民主党の朴映宣(パク・ヨンソン)幹事が伝えた。
 元院長は、南北首脳会談開催の必要については「南北問題と北朝鮮核問題の解決に役立つならいつでも可能だと思う」と答えた。また、「北朝鮮と対話を行っている」との趣旨の答弁をしたとも伝えられた。ただ、対話主体についての説明はなかったという。
 北朝鮮への人道的支援に対しては、子どもたちへの支援が必要だとし、軍糧米への転換が難しいトウモロコシを支援する程度のことはせねばならないと述べた。

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