ソウル市内の薬局に供給されたタミフル=29日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル市内の薬局に供給されたタミフル=29日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル29日聯合ニュース】全国の薬局で30日から抗インフルエンザウイルス薬「タミフル」の処方が可能になる。
 保健福祉家族部中央インフルエンザ対策本部は29日、保健所を通じ、全国の薬局1万8535か所(拠点薬局を除く)にタミフル93万5000人分(薬局1か所当たり50人分)の供給を終えたと明らかにした。これまでタミフルの処方は全国1622か所の拠点薬局に限られていたが、30日からは医師の処方せんがあれば近くの薬局で購入が可能になる。
 こうした措置が取られるのは、先週まで1日平均4200人ずつ発生していた新型インフルエンザ患者が今週に入り8000人近くに増えるなど、感染者が急増しているため。
 疾病管理本部の権ジュン郁(クォン・ジュンウク)伝染病管理課長は「薬局に対しタミフルの供給を増やしたが、政府備蓄分は260万人分が残っている。年末までに660万人分を新たに購入予定のため供給に支障はない」とし、薬局で処方された分は直ちに補充されると説明した。

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