陳委員長は、政府は当分は拡張的なマクロ政策基調を堅持しながら、民間投資の活性化に向けた規制改善やサービス業育成などに引き続き力を注ぐとした。自生的な景気回復を強化するには、民間部門の投資が現在よりも活性化すべきだとしている。雇用状況は多少改善されつつあるが、民間部門の雇用創出はまだ不十分だとも指摘した。
外為部門の競争力強化に関しては、外貨借り入れの構図と健全性に対する監督・規制の改善を検討していると明らかにした。
また、国際金融秩序の改編議論に足並みをそろえ、韓国の金融環境に合った金融規制を確立するとの考えを示した。金融産業の発展に向けた中長期ビジョンと戦略を講じているという。
一方、韓国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)にも言及し、FTA締結により、金融分野で金融機関の相互市場進出が活性化し、先進的な経営法の流入と競争促進で韓国金融産業の競争力が一層強化されることを期待すると述べた。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0