潘基文事務総長=(EPA=聯合ニュース)
潘基文事務総長=(EPA=聯合ニュース)
【ニューヨーク15日聯合ニュース】外交政策に対する助言と批判で名高い米国のシンクタンク、フォーリン・ポリシー・イン・フォーカス(FPIF)が14日、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長の外交的成果を評価する内容の論評をウェブサイトに掲載し、注目が集まっている。
 同サイトのアナリストで作家のイアン・ウィリアムズ氏は「Good Moon Rising?」と題した論評で、「先月の国連総会は、リビアの最高指導者カダフィ大佐やイランのアハマディネジャド大統領が出席したためというよりは、核軍縮、気候変動など国際社会にとってまさに重要な問題が論議されたために大きな注目を受けた」とし、潘事務総長について、世界の指導者から人気の高いオバマ米大統領のオーラに隠れはしたものの、世界の指導者らから重要なアジェンダに対する約束を粘り強く取り付ける成果を上げたと評価した。
 ウィリアムズ氏は、潘事務総長がブッシュ政権時代に指名されたという点で、オバマ政権では再任が拒否される可能性もあるとみえたが、多国間主義を重視する面において潘事務総長とオバマ大統領の相性は合っており、再任拒否には至らないとの見通しを示した。何よりも2人は「長い議論が長い戦争よりましだ」というチャーチル元英首相の原則に忠実に従っていると強調した。
 また、潘事務総長に対する最近の攻撃や非難の原因については、「潘事務総長が陳腐な保守主義者の手先にならなかったため」との見方を示した。

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