【ソウル14日聯合ニュース】仏パリで開催中の第35回国連教育科学文化機関(ユネスコ)総会で9日、北朝鮮代表団長は、朝鮮半島で南北関係は新たな局面を迎えており、新世紀の関係発展と民族自主統一の里程標となる南北共同宣言と南北首脳宣言に対する共同認識が成立する転機が設けられたと述べた。北朝鮮当局は「わが民族同士」という理念に基づき、民族の和解と団結を実現し、自主統一、平和繁栄の新時代を切り開くため、あらゆる努力を続けていくと述べた。朝鮮中央放送が14日に報じた。
 これに先立ち、朴吉淵(パク・キルヨン)外務次官は先月29日の国連総会で基調演説を行い、金正日(キム・ジョンイル)総書記の決断により南北関係に新たな転機ができたとと発言。開城工業団地など南北経済協力や南北離散家族の再会行事などに触れ、南北関係改善を強調している。
 北朝鮮が国際外交の舞台で「金総書記の主導で南北関係は改善している」と主張しているのは、8月からの対外平和攻勢の延長線上とみられる。

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