【ソウル13日聯合ニュース】サムスン電子のLCD(液晶パネル)事業部を総括する張元基(チャン・ウォンギ)社長がLCD産業の新時代到来を予告し、注目されている。
 張社長は13日、京畿道・高陽の韓国国際展示場(KINTEX)で開かれた国際情報ディスプレー展示会(IMID)の開幕式で「価値創出に向けたLCD産業の挑戦」と題した基調演説を行い、「LCD産業はニューLCDによる第2期が到来し、持続的に成長することになる」と述べた。
 張社長は、今のLCD産業第1期が、LCD市場がブラウン管(CRT)市場に代わる役目を果たしてきた時期だったとすれば、今後展開される第2期は、アナログからデジタルへの変化に合わせた新しい概念のLCDが真のデジタルライフスタイルを生み出し、これまで経験できなかった新しい価値を提供することになると予想した。
 ニューLCDは、環境にやさしく、いつ、どこででも、どんな大きさでも楽しめるデジタルライフに適したディスプレーだと説明。新たな液晶テレビ、先端ITディスプレーや応用製品を通じ、持続的に成長するとの見通しを示した。また、ニューLCDの特徴として、臨場感あふれる超大型画面、フルHDより4倍高い解像度を誇るUD(ウルトラディフィニション)クラス以上の高解像度、1秒当たり480枚以上の映像を処理できる駆動技術や3次元(3D)立体映像などを挙げた。
 張社長は、こうした技術を基に、放送、インターネット、通信を融合したネットワークテレビでの双方向通信が実現し、多様なコンテンツを楽しめるようになれば、真のライフスタイルをつくり出すことが可能になると述べた。
 一方、サムスン電子の今後のLCD事業戦略に関連しては、テレビ部門では革新技術だけでなく、3次元(3D)映像テレビの標準化を積極的に進めていく計画を明らかにした。

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