ガス公社は供給元のロシア・ガスプロムとの間で、PNGを最優先で検討してきた。今回の方針変更は、行き詰まりを脱していない南北関係とコスト問題が大きいとみられる。ガス公社側によると、北朝鮮は非公式に多大な代価を要求している。そのためガス公社では、シベリア産ガス運送パイプラインの終点であるロシア・ウラジオストクに液化工場を建て、現在建設中の江原道・三陟の備蓄基地や既存の備蓄基地に運ぶ案を講じている。
ガス公社はガス調達先の多角化として、今年4月にサハリン産ガスの導入を開始した。2015年以降は最大で年間750万トンを導入する計画だ。同社はまた、シベリアでのガス開発も積極的に推進する。開発対象地域は北極海沿岸のヤマル半島が最も有望とされる。
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