会合のようす=9日、ソウル(聯合ニュース)
会合のようす=9日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル9日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は9日、セマングム干拓地とつながる東西高速道路の建設について、多くのトンネルや橋を建設する問題はあるが向きに検討する必要があるとの考えを示した。
 青瓦台(大統領府)で同日午前、ハンナラ党の鄭夢準(チョン・モンジュン)新代表と朝食会を兼ねて行った初の政府・与党会議で、鄭代表が「東西和合や国民統合に向け努力する必要があるという点から、高速道路建設をより積極的に進めるべき」と建議したことに対し、このように述べた。ハンナラ党のチョ海珍(チョ・ヘジン)報道官が伝えた。
 李大統領が言及したセマングム連結東西高速道路は、学界や関連専門家集団が提示したセマングム~全州~茂朱~大邱~浦項を結ぶ全長181キロメートルの高速道路を示すものとみられる。
 また李大統領は、4大河川再整備事業予算の予算偏重問題にも触れた。本来、16兆ウォン(約1兆2000億円)のところを22兆ウォンと誤って伝えられており、このうち8兆ウォンは韓国水資源公社が賄うと説明。4大河川再整備事業のため来年度の別の社会インフラ予算が削られたという誤解があるようだが、事実と異なると強調した。
 10月に実施される国会議員再選・補欠選挙に関しては、雰囲気を意図的に作る必要はないとしながら、生活に苦しむ庶民に選挙の話を頻繁に持ち出すのは逆効果だと述べた。庶民のための政策運営ができるよう、通常国会での協力を求めた。
 一方、鄭代表は、政府・与党・青瓦台の疎通と円滑な協力、与野党間の疎通に向け積極的に働きかけると述べた。大統領との会合を定例化したいと希望を示し、党代表だけでなく、ほかの指導部や幹部、一般議員が大統領と会う機会を多く設けたいとするなど、疎通の拡大を建議した。李大統領もこれに肯定的な反応を示し、間もなく具体的な話し合いが進められる見通しだと伝えられた。

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