【ソウル30日聯合ニュース】昨年の韓国の死亡者数は24万6113人で、前年に比べ1239人増加した。1日平均は672人で、前年の671人より1人多い。男性死亡者は13万6932人で前年より2010人増えたのに対し、女性は10万9181人で前年より771人少なかった。
 粗死亡率は498.2人で、前年(498.4人)とほぼ同じだった。男性が551.1人で前年より5.2人多く、女性が443.0人で5.7人少ない。年代別では、20代の死亡率が0.9人増加したが、そのほかはすべて減少した。男性は20代が前年比2.6人、30代が0.8人増え、女性は10代を除くすべての年代で減少した。性別死亡率は男性が女性より平均1.2倍高く、50代では2.9倍まで高くなるが、その後は減少している。経済協力開発機構(OECD)加盟国のなかで粗死亡率が最も高いのはハンガリー(952人)で、韓国は16位と中位圏に入った。
 昨年の三大死亡原因はがん(28.0%)、脳血管疾患(11.3%)、心臓疾患(8.7%)で、全死亡者数の48.1%を占めた。次いで自殺(5.2%)、糖尿病(4.2%)、慢性下気道疾患・運輸事故(3.0%)、肝疾患(2.9%)、肺炎(2.2%)、高血圧性疾患(1.9%)と続いた。年代別死亡原因1位は、10代以下が運輸事故、20~30代が自殺、40代以上ががんとなっている。
 がんによる死亡率(人口10万人当たり)は139.5人で、肺がん(29.9%)、肝がん(22.9人)、胃がん(20.9人)の順で死亡率が高い。男性は肺がん(44.0人)、肝がん(34.4人)、胃がん(27.1人)、女性は肺がん(15.8人)、胃がん(14.6人)、大腸がん(12.2人)の順。特に、男性のがん死亡率は176.9人で、女性(101.9人)の1.7倍高い。また、年齢が高いほどがん死亡率も高く、40代以上で急騰する。20代以下の場合は白血病、30代は胃がん、40~50代は肝がん、60代以上は肺がんが最も多い。
 アルコールに関連する死亡者は4643人で、1日平均12.7人と計算された。2007年に比べ58人減少した。アルコール関連死亡率は9.4人で、男性(17.1人)が女性(1.6人)の10.6倍に達した。年代別では50代が27.2人で最も多く、20代が0.3人で最も少ない。
 出生後1年以内の乳児の死亡数は1580人で、前年より123人少なかった。乳児死亡率(出生児1000人当たりの死亡者)は3.4人だった。男児(3.5人)が女児(3.3人)より高い。韓国の乳児死亡率はOECD平均の4.8人より低いものの、スウェーデン(2.5人)、日本(2.6人)などに比べると高い。また、出生後7日未満の死亡が38.7%、7~28日が15.6%で、全体の54.3%を占めている。
 妊娠に関する原因で妊娠または分娩後42日以内に死亡した女性は39人で、前年より9人少なかった。出生児10万人当たりの母体死亡数は8.4人で、OECD平均の9.0より若干低かった。
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