【瀋陽24日聯合ニュース】北朝鮮が最近、最大の外貨獲得源となる無煙炭の輸出を全面的に禁止したようだ。
 複数の対北朝鮮貿易業関係者が24日に明らかにした。北朝鮮の貿易関係者らが「上部から輸出中断の指示を受けた。間もなく公表されるだろう」と伝えてきたという。国内向けの石炭確保のためで、輸出禁止措置の期限は不明。
 北朝鮮の無煙炭は年間250万~300万トンが輸出され、1億~2億ドル(約94億~190億円)ほどの外貨を稼ぐ。総輸出量の6割以上を占める最大の外貨獲得品目だ。
 2回目の核実験以降、国連の制裁強化で外貨獲得手段が極めて制限された状況での無煙炭輸出禁止は、基幹産業正常化のための苦肉の策と解釈される。北朝鮮は外貨獲得のため、質の悪い石炭を国内の火力発電所に供給してきたが、これさえも十分でなく、電力生産に莫大(ばくだい)な支障をきたしてきた。先月初め、金英逸(キム・ヨンイル)首相主宰で開かれた北朝鮮の内閣会議でも、電力難解消案が主要議題として集中的に協議された。

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