会議のようす=24日、ソウル(聯合ニュース)
会議のようす=24日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル24日聯合ニュース】大統領直属機関のグリーン成長委員会は24日、韓昇洙(ハン・スンス)首相主宰で第5回会議を開き、「グリーン成長教育・実践、産業基盤強化計画」を審議、議決した。
 政府は昨年8月に低炭素・グリーン成長ビジョンを宣布した後、低炭素・グリーン成長基本法案を国会に提出し、グリーン成長国家戦略と5カ年計画を発表するなど、法的・制度的なインフラ構築に力を注いできた。今後は国民が日常生活の中でグリーン成長の価値を認識し、実践できるよう、教育と生活実践運動を積極的に進める方針だ。
 政府はまず、年末に告示予定の小中高校の未来型教育課程と来年の教育課程の部分改正にグリーン成長と関連した内容を反映し、生徒が教科書を通じてグリーン成長を学べるようにする。また、グリーン成長教育拠点大学を育成し、グリーン成長教育プログラム(グリーンカリキュラム)を開発し、普及させる一方、地域別にグリーン成長生涯教育院を指定し、教育を実施する計画だ。
 あわせて家庭や職場、学校、軍部隊など10分野で80の細部実践課題を履行する「グリーン生活の知恵運動」を全国に拡大し、住民参加型グリーン生活体験行事をはじめさまざまなキャンペーンを展開する。2011年からは環境に配慮し、二酸化炭素の排出が少ない店舗に対するグリーンストア認証制を導入する。
 政府は特に、エネルギー供給事業者に一定割合以上の再生可能エネルギー供給を義務付ける「再生可能エネルギー供給義務制度」のテスト事業を通じ、2011年までに10万キロワット規模の新規太陽光市場を創出する計画だ。また4万キロワット規模の大型風力試験団地を建設し、家庭用燃料電池の普及(グリーンホーム100万戸事業)、輸送用燃料電池商用化実証事業、中核部品の研究開発(R&D)などを支援し、再生可能エネルギーの産業分類体系も設ける方針だ。

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