打ち上げサインを待つ羅老号(写真共同取材団)=23日、高興(聯合ニュース)
打ち上げサインを待つ羅老号(写真共同取材団)=23日、高興(聯合ニュース)
【ソウル24日聯合ニュース】25日午後5時ごろ改めて打ち上げとなる韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)号」(KSLV-I)が、大詰めの準備に入った。
 羅老宇宙センター(全羅南道高興郡)は24日、打ち上げ前日の手順を進めている。最終リハーサルに先立ち、羅老号と発射台を接続する各種装置や搭載設備などの状態を点検し、羅老号の方位角を測定し、起立が正常かどうかを確認した。この後、発射台と燃料供給管の問題、気象異変などがなければ、予定通りあす打ち上げとなる。
 当日は午前早くから打ち上げ運用態勢に入る。発射約4時間前までに打ち上げ時間を最終確定し、約2時間前から燃料注入に着手する予定だ。最終的な打ち上げサインは約20分前に出され、15分前から自動カウントダウンが始まる。3.8秒前には1段目エンジンが点火し離陸する。
 羅老号の開発は、重さ約100キログラムの人工衛星を地球低軌道に乗せることを目的とした事業で、2002年8月に着手された。韓国航空宇宙研究院が2004年10月のロシア企業のフルニチェフとロケットシステム協力の契約を交わし、事業が本格化した。羅老号は1段目の液体エンジンと2段目のキックモーター(固体燃料エンジン)という2段式の構成で、1段目はロシアと共同開発、2段目は国内技術だけで開発した。
 羅老号は19日午後5時に打ち上げ予定だったが、発射7分56秒前に自動カウントダウンのソフトウエアにエラーが発生し打ち上げが中止された。

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