【ソウル18日聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会が19日、金大中(キム・デジュン)元大統領側に弔問団を派遣する意向を伝えてきた。民主党の朴智元(パク・チウォン)議員が延世大学新村セブランス病院で会見し明らかにした。
 同委員会は、金大中平和センターあての通知文で、金正日(キム・ジョンイル)総書記は金元大統領死去との報道直後に自身の名義で弔電を送り、特使弔問団の派遣を指示したと述べている。
 弔問団は朝鮮労働党秘書、部長をはじめ5人程度で、金元大統領の葬儀の直前に金総書記名義の花輪を持参し訪韓する予定だ。
 北朝鮮側の弔問団派遣表明は、金元大統領に対する格別な礼遇と解釈される。弔問団のソウル滞在中、韓国政府当局が接触するかについては伝えられていないが、北朝鮮側の弔問を機に、これまでの南北関係に変化が生まれるか注目される。
 葬儀日程については、韓国政府と金元大統領の遺族側が協議しているが、23日ごろ営まれる可能性が高いもようだ。北朝鮮側は李姫鎬(イ・ヒホ)夫人ら遺族と林東源(イム・ドンウォン)元統一部長官、朴智元議員ら金元大統領側近らの意見を尊重した上で、弔問団の訪問日を決める予定だ。弔問団は北朝鮮側特別機でソウル入りする。滞在期間は1日だが、必要な場合は1泊する可能性もあるという。

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