【ソウル18日聯合ニュース】サムスン電子の携帯電話が下半期に初めて世界市場シェア20%を超える見通しだ。LG電子も第2四半期に続き下半期にも2けたの営業利益率を維持すると予想された。
 米市場調査会社ストラテジー・アナリティクス(SA)は18日に発表した資料の中で、第3四半期の世界携帯電話市場でサムスン電子が5890万台を販売し、シェア20.3%で、初めて20%を超えると予想した。第4四半期もシェア20.2%を記録し、20%台を維持するとした。サムスン電子のシェアは第1四半期の16.0%から第2四半期は19.2%と大幅に拡大している。
 LG電子についても、第2四半期のシェアが10.9%と、初めて10%を突破したのに続き、第3四半期と第4四半期はそれぞれ3070万台と3010万台を販売し、シェアも10.6%、10.3%と、10%台を維持するとの見通しを示した。
 各社の営業利益率見通しを見ると、サムスン電子は第1四半期に11.0%を記録し、10.7%のノキア(シェア1位)を抑えトップに立ったが、第2四半期は10.0%とやや下がり、第3・第4四半期もそれぞれ9.2%、9.0%と下落が続くとしている。LG電子は第1四半期の6.0%から第2四半期は11.0%に上昇したのに続き、第3四半期は10.8%、第4四半期は10.5%と、2けた台を維持すると見込んだ。
 SAの見通しは、サムスンがシェア拡大に集中している半面、LG電子は利益率の維持など実利面での充実に焦点を当てているという、相反する戦略をそのまま反映している。業界では、両社の異なる戦略が下半期にどのような結果を招くかに注目している。
 サムスン電子は先ごろ経営戦略会議を開き、下半期には収益より売り上げ拡大に経営力を集中させることを決定した。LG電子は、不況期の生産量拡大という全面戦よりも、製品差別化で利益率を守りつつブランドイメージと技術競争力を高めるとの戦略だ。

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