【ソウル30日聯合ニュース】新型インフルエンザ(H1N1)感染の合併症として深刻な肺炎に発展したケースが、国内で初めて確認された。
 保健福祉家族部の中央インフルエンザ対策本部が30日に明らかにしたところによると、合併症で肺炎を起こした陸軍将兵(20)は現在、首都圏の国家指定隔離病院で入院治療を受けている。国内の新型インフル感染患者のうち、肺炎に悪化したケースは今回が初めてだが、防疫当局は、患者は一時期非常に深刻な症状を見せたものの、抗ウイルス剤などの治療で現在は好転した状態だという。
 疾病管理本部は同患者の感染経路を究明するため、国防部と協力し、当該部隊と感染者の接触有無を調べている。現在までの調査の結果、同患者は外国人や感染者と接触したことがなく、感染原因不明の「地域社会感染患者」と推定される。
 一方、中央インフルエンザ対策本部は、新たに37人が新型インフルに感染したことが確認され、国内患者は1364人に増えたと明らかにした。このうち72人が入院中で、412人が在宅治療を受けている。

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