【ソウル30日聯合ニュース】国内の懸念とは異なり、海外では韓国の消費と投資に対する見通しが非常に明るいことが分かった。
 経済協力開発機構(OECD)がまとめた加盟国の消費見通しと景気見通しで、韓国は1位を獲得。韓国政府は経済危機克服に向け下半期は民間部門の消費と投資活性化に死活をかけているが、海外では韓国の消費と投資指標を非常に楽観的に予測しているようだ。
 最近、国内だけでなく海外の機関も、韓国の経済成長見通しを相次ぎ上方修正している。国際通貨基金(IMF)は4月に韓国の経済成長見通しをマイナス4.0%と示したが、先月にマイナス0.3%に修正した。また、IMFとOECDは経済危機を最も早く克服する国のグループに韓国を含めた。
 韓国政府が力を入れている消費・投資指標でも、海外の評価は高い。OECDが集計した加盟国のビジネス信頼感指数と消費者信頼感指数は、韓国が101.2と103.5で、最も高かった。これら指標は6か月後の企業景気と消費を示すもので、韓国の投資と内需が世界で最も希望的だとの見通しが込められている。ビジネス信頼感指数が今回の調査で100を超えたのは韓国が唯一で、OECD平均の94.7を6.5ポイント上回った。韓国はことし下半期に景気が均衡点を突破し、年末から本格的な上昇局面を迎えるという意味と分析される。消費者信頼感指数も、OECD平均96.9を6.6ポイント上回った。年末には早ければ韓国の消費が急速に増え、「V」字型の景気回復を支えるとの見通しだ。
 政府は下半期の経済政策重心を、消費と投資の活性化に置いている。支出予算全体の65%を上半期に執行したため、景気浮揚に向けた余力が足りず、下半期は民間に頼らざるを得ない。消費と投資見通しが他国に比べ良好だったことを高く評価しながらも、安心はできないという雰囲気だ。むしろ、さまざまな政策手段を通じ、民間部門の活性化に積極的に力を注ぐという立場を示している。

Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0